厚生労働省が発表した「国民健康・栄養調査」(平成26年度)によると日本の糖尿病患者数は316万6,000人に昇り、その数は増加の一途をたどっています。糖尿病と診断されるにあたって大きな基準となる、 空腹時 の 血糖値 についてと、血糖値を下げる方法について紹介します。
正常血糖値と糖尿病での血糖値
血糖値とは血液中の血糖の濃度のことで、血液1デシリットルあたりのブドウ糖の量で表します(mg/dl)。血糖値は食事で上昇し、食事開始後120分以内にピークとなりますが、健康な人ではインスリンの働きで食事前のレベルに戻ります。
血糖値が正常レベルよりも高いことを高血糖と呼び、高血糖が持続する病気が糖尿病です。最新の 糖尿病 治療では 血糖値 を下げることはもちろん、血糖値のばらつきをより少なくするように工夫されています。