脊髄小脳変性症 は難病のひとつとして知られていますが、この病気を治す方法はあるのでしょうか?また、 治る 可能性はあるのでしょうか?脊髄小脳変性症がどのような病気なのかということや、取り巻く現状なども踏まえつつご紹介していきます。
脊髄小脳変性症の症状とはどのようなものか
小脳は協調運動の中枢であり、身体を動かしたり、身体のバランスを保つ(平衡保持)ための機能を持っています。小脳は脳幹・脊髄に繋がっていますが、この中には神経路があります。この神経路は情報を伝える連絡路の役割をしています。
情報とは、脳からは手先などの末梢部位に向けてどの程度身体を動かすか命令を出すことで、逆に末梢からはその身体を動かす細かな感覚を脳に伝えることをいいます。物を手に取るという動作1つでも手を置く位置を決めたり、指を曲げたりと実は細かな動作が連続しています。
その1つ1つの動作は脳から指令が出て、脊髄の中にある神経路を通り命令されているから出来ているのです。そのため小脳や神経路に病変が起きると運動や身体のバランスが障害されてしまいます。これらの病変の総称を「 脊髄小脳変性症 」と呼びます。
この病変では、運動やバランスが障害されると言いましたが、実際どのような 症状 なのか細かく説明していきます。
脊髄小脳変性症に関して
介護保険は65歳以上の方が給付を受けられる事になっていますが、 脊髄小脳変性症 に関して言えば、厚生労働省が指定する特定疾病の為、第2号被保険者である40歳以上の方でも認定を受けると介護保険から保険給付を受ける事が可能です。医療費助成もあります。