「狭心症の症状(前編)」では、狭心症のよくある症状についてご紹介しました。後編では、典型的ではない狭心症の症状や不安定狭心症、無症候性心筋虚血についてご紹介致します。
狭心症 の 症状 には個人差がありますが、代表的ではないものの、決して珍しい症状というわけではありません。
「狭心症の症状(前編)」では、狭心症のよくある症状についてご紹介しました。後編では、典型的ではない狭心症の症状や不安定狭心症、無症候性心筋虚血についてご紹介致します。
狭心症 の 症状 には個人差がありますが、代表的ではないものの、決して珍しい症状というわけではありません。
労作時に起こり、安静後数分で消失する胸のしめつけや圧迫感が 狭心症 の典型的な 症状 です。ただし症状やその表現は人によってさまざまで、背中や歯、肩、胃などに異常を訴える場合もあります。
さらにまったく自覚症状がない狭心症も存在し、無症候性心筋虚血と呼ばれています。一方で程度・頻度が悪化している狭心症、そして新しく症状が出現した狭心症は、不安定狭心症と呼ばれる特に注意が必要である病態です。
冠動脈の血流が減る、もしくは途絶えると、心臓の筋肉に十分な酸素や栄養が供給されなくなり虚血という状態に陥ります。 狭心症 は冠動脈が狭くなることで心筋の虚血が起こる病気です。
狭心症の典型例では体を動かしたときに発作が出現し、安静にすると数分で症状が自然に消失します。しかし安静にしていても発作が出現するタイプもあります。心電図などの諸検査で狭心症が強く疑われると、冠動脈造影検査をして冠動脈狭窄の部位や程度を評価します。
「狭心症には定期検査が大事ですよ(前編)」では、狭心症とはどのような病気か、また症状別にみた狭心症のタイプをご紹介しました。後編では、 狭心症 の原因や 検査 、治療方法、予防方法などをご紹介します。
心臓は、こぶし大の大きさで心筋といわれる筋肉でできています。この心臓が収縮を繰り返すことで身体全体に血液を循環させています。そこで重要な役割を果たしているのが冠状動脈で、酸素や栄養を心臓筋肉に送っています。
この環状動脈の太さは3~4ミリぐらいで、これの内腔が狭くなると心筋に届く酸素や栄養の供給が不足し、胸が苦しいなどの症状を現わすのが狭心症です。
さらに、内腔が脂肪の沈着によるアテロームなどで閉塞した状態になると、血液が心筋に流れなくなり心筋の一部が死んでしまいます。これが心筋梗塞です。
今回は、 狭心症 におる 検査 の必要性をご紹介します。