一昔前までは不治の病と恐れられた胃がんですが、今では消化器がんの中で大腸がんと並んで治りやすいがんの一つです。
もっとも、X線検査や内視鏡検査での診断レベルが上がっているため、集団検診などで早期に発見されることや、抗がん剤や手術法の進歩などが、治癒率向上の大きな理由になっています。
これまでは40歳以上を胃がん検診の対象年齢にしていましたが、厚生労働省は自治体胃がん検診を50歳代に引き上げることを決定しました。バリウムによるX線検査に加え、内視鏡検査を導入することで、検診間隔も一年に一回が二年に一回になります。
というのも、40歳代の胃がん罹患率が1990年に比較して半減していることから、今回の結論になったそうです。そこで、今回は日本人に多いと言われています「 胃がん 」について、検証することにいたします。