肺気腫は男性死亡原因の第3位となっているほど、増加の傾向にあります。昨今の健康志向の高まりにより喫煙者は減少傾向にありますが、一方高齢化のスピードが速く、 肺気腫 は発症まで長期間要するため、逆に死亡者が増加し、 寿命 も短くなる、という現象がみられます。
肺気腫の生存率~患者自身がこれからできることとは?~
肺気腫または慢性閉塞性肺疾患(COPD)は死亡原因の10位になるほどの病気なんですが、やはり気になるのは発症してから一体どれくらい生きられるのかということではないでしょうか。
肺気腫 と診断されてからの 生存率 や予後について、そしてどうすればより元気に長生きできるのか、一緒に考えてみたいと思います。
肺気腫ってどんな病気?
肺気腫 は、中高年男性に多い病気であり、近年増加傾向にあるようです。肺気腫が進行すると、必死に呼吸しても酸素を取り入れることができず、とても苦しく辛い状態になります。
また、決して完治することのない病気でもあり、とても怖い病気として知られていますが、そんな肺気腫についてご紹介します。
末期の肺気腫の症状やその治療方法
肺の中はたくさんの仕切りで区切られており、それぞれ小さな部屋になっています。そのひとつひとつの部屋を「肺胞」と呼びます。肺気腫ではこの肺胞が破壊され、肺胞同士がくっつき大きな部屋となり、肺胞全体の数が減ってしまう病気です。
肺胞の数が減ると身体に十分な酸素が供給されなくなるため呼吸が苦しくなったり、息切れなどの症状がみられます。肺気腫は慢性呼吸不全を引き起こす代表的な病気であり、肺気腫と慢性気管支炎を合わせてCOPD(慢性閉塞性肺疾患)と呼ばれます。
現在増加傾向にありますが、まだまだ認知度の低い病気です。肺気腫は、徐々に進行する病気で進行すると日常生活に支障を来し、その後重症化し死に至ることもあります。ここでは、 末期 に 肺気腫 の症状などについて書いていきたいと思います。
肺気腫の初期症状は咳、痰、そして呼吸困難(後編)
「肺気腫の初期症状は咳、痰、そして呼吸困難(前編)」では、肺気腫となる原因や症状についてご紹介しました。後編では、さらに踏み込み肺気腫に至るメカニズムや治療方法をご紹介します。 肺気腫 とうまく付き合うためにその 症状 をよく理解しましょう。