狭心症は心臓にある冠動脈が狭窄することが原因で起きる病気です。狭心症が進行すると冠動脈が閉塞する心筋梗塞となり、命の危険性が高まります。この心筋梗塞を回避するためにも、いかに狭心症の段階で治療ができるかが鍵となります。
今回は、 狭心症 の 自覚症状 について詳しく説明していきます。
狭心症は心臓にある冠動脈が狭窄することが原因で起きる病気です。狭心症が進行すると冠動脈が閉塞する心筋梗塞となり、命の危険性が高まります。この心筋梗塞を回避するためにも、いかに狭心症の段階で治療ができるかが鍵となります。
今回は、 狭心症 の 自覚症状 について詳しく説明していきます。
「狭心症の症状(前編)」では、狭心症のよくある症状についてご紹介しました。後編では、典型的ではない狭心症の症状や不安定狭心症、無症候性心筋虚血についてご紹介致します。
狭心症 の 症状 には個人差がありますが、代表的ではないものの、決して珍しい症状というわけではありません。
労作時に起こり、安静後数分で消失する胸のしめつけや圧迫感が 狭心症 の典型的な 症状 です。ただし症状やその表現は人によってさまざまで、背中や歯、肩、胃などに異常を訴える場合もあります。
さらにまったく自覚症状がない狭心症も存在し、無症候性心筋虚血と呼ばれています。一方で程度・頻度が悪化している狭心症、そして新しく症状が出現した狭心症は、不安定狭心症と呼ばれる特に注意が必要である病態です。
冠動脈の血流が減る、もしくは途絶えると、心臓の筋肉に十分な酸素や栄養が供給されなくなり虚血という状態に陥ります。 狭心症 は冠動脈が狭くなることで心筋の虚血が起こる病気です。
狭心症の典型例では体を動かしたときに発作が出現し、安静にすると数分で症状が自然に消失します。しかし安静にしていても発作が出現するタイプもあります。心電図などの諸検査で狭心症が強く疑われると、冠動脈造影検査をして冠動脈狭窄の部位や程度を評価します。
慢性心不全 の患者さんは高齢者に多く、日頃は薬などで状態が安定していますが、体調をくずしたときなどに息苦しくなる、むくむといった心不全症状が悪化します。
心不全の原因として心筋梗塞、弁膜症、高血圧、心筋症が代表的です。さまざまな薬が慢性心不全治療に使用されますが、アンジオテンシン変換酵素阻害薬・アンジオテンシンII変換酵素阻害薬、β遮断薬、そして利尿薬が広く処方されています。