減少はしているものの、日本では年間に2万人以上が新しく結核を発症しています。そのうち半数以上が70歳以上の高齢者です。感染力のある肺結核は人にうつす危険があるために、専門の結核病棟に入院した上で治療されます。
高齢者の 肺結核 では若い人に比べて咳や痰、発熱、喀血は少ない傾向があります。逆に脱力感や体重減少の頻度が多くなっています。
減少はしているものの、日本では年間に2万人以上が新しく結核を発症しています。そのうち半数以上が70歳以上の高齢者です。感染力のある肺結核は人にうつす危険があるために、専門の結核病棟に入院した上で治療されます。
高齢者の 肺結核 では若い人に比べて咳や痰、発熱、喀血は少ない傾向があります。逆に脱力感や体重減少の頻度が多くなっています。
認知症を客観的に評価するために、改訂長谷川式簡易知能評価スケールやMini mental state examinationなどの簡易知能評価スケールが用いられます。
改訂長谷川式簡易知能評価スケールは年齢、場所、年月日など9個の質問で点数化するもので、満点は30点、20点以下の場合に認知症が疑われます。
他に、さらに簡便なテストもあります。ただしこれらの テスト はあくまでも目安であり、 認知症 の診断は普段の症状や頭のCT・MRI写真などとあわせて総合的に判断されます。
くも膜下出血 は脳卒中の中で最も 予後 が悪い病気で、しばしば心肺停止状態で病院に運ばれます。また救命できても重度な後遺症が残る場合も少なくありません。
くも膜下出血の予後に最も関係するのは発症時の意識障害の程度であり、重症度分類も意識障害の程度を重視して構成されています。
病院では再出血予防を目的として手術が施行されますが、非常に重症である場合は手術が施行されないこともあります。
「脳卒中の発症予防(脳卒中治療ガイドライン2015年度版より)(前編)」では、脳卒中を発症しないためには血圧のコントロールが大切ということをご説明しました。後編では、 ガインドライン に沿い 脳卒中 の危険因子である糖尿病や脂質異常症、心房細動の既往のある方の発症予防についてご紹介致します。
これまでのガイドラインが先日改訂され「脳卒中治療ガイドライン2015年度版」として発表されました。 ガイドライン では 脳卒中 一般、脳梗塞・TIA、脳出血、くも膜下出血、無症候性脳血管障害、その他の脳血管障害、そしてリハビリテーションに分けて記述されています。
ここでは脳卒中一般の項に含まれている脳卒中の発症予防、特に危険因子の管理について説明します。