労作時に起こり、安静後数分で消失する胸のしめつけや圧迫感が 狭心症 の典型的な 症状 です。ただし症状やその表現は人によってさまざまで、背中や歯、肩、胃などに異常を訴える場合もあります。
さらにまったく自覚症状がない狭心症も存在し、無症候性心筋虚血と呼ばれています。一方で程度・頻度が悪化している狭心症、そして新しく症状が出現した狭心症は、不安定狭心症と呼ばれる特に注意が必要である病態です。
労作時に起こり、安静後数分で消失する胸のしめつけや圧迫感が 狭心症 の典型的な 症状 です。ただし症状やその表現は人によってさまざまで、背中や歯、肩、胃などに異常を訴える場合もあります。
さらにまったく自覚症状がない狭心症も存在し、無症候性心筋虚血と呼ばれています。一方で程度・頻度が悪化している狭心症、そして新しく症状が出現した狭心症は、不安定狭心症と呼ばれる特に注意が必要である病態です。
冠動脈の血流が減る、もしくは途絶えると、心臓の筋肉に十分な酸素や栄養が供給されなくなり虚血という状態に陥ります。 狭心症 は冠動脈が狭くなることで心筋の虚血が起こる病気です。
狭心症の典型例では体を動かしたときに発作が出現し、安静にすると数分で症状が自然に消失します。しかし安静にしていても発作が出現するタイプもあります。心電図などの諸検査で狭心症が強く疑われると、冠動脈造影検査をして冠動脈狭窄の部位や程度を評価します。
「高脂血症(前編)」では、高脂血症とはどのような病態であるのか、また高脂血症の診断基準はどのようなものなのかをご紹介しました。後編では、 高脂血症 の管理目標、そして治療法についてご紹介します。主な治療は食事、運動、そして薬物療法となります。
高脂血症 (脂質異常症)はLDL・HDLコレステロールやトリグリセライド(中性脂肪)が異常値となる病気です。高脂血症そのものでは自覚症状は出ませんが、動脈硬化性疾患(心筋梗塞・狭心症、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症)の原因になるために治療が必要になる場合があります。
日本動脈硬化学会の「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年度版」に診断基準や管理目標値が示されています。治療は食事、運動、そして薬物療法です。
胆嚢管が胆石などで詰まると胆嚢炎が起こります。突然起きる急性胆嚢炎は典型的には右上腹部に激しい痛みを感じますが、特に高齢者では痛みを自覚しない場合も少なくありません。痛み以外にむかつき・嘔吐、発熱、黄疸などを伴うこともあります。診断には超音波検査がとても有用です。
急性 胆嚢炎 では入院した上で、手術を行い、胆嚢を摘出することが治療の基本となります。