体内に酸が異常に蓄積するアシドーシスには揮発性酸が溜まる 呼吸性アシドーシス と不揮発性酸が蓄積する代謝性アシドーシスの2つがあります。
呼吸性アシドーシスでは動脈血ガス分析においてpHが低値、PaCO2は高値を示し、原因としてCOPD、重症喘息、CO2ナルコーシス、睡眠時無呼吸症候群などの病気があります。CO2ナルコーシスは体内に高度な二酸化炭素蓄積が生じたために中枢神経系の異常を呈した状態です。
体内に酸が異常に蓄積するアシドーシスには揮発性酸が溜まる 呼吸性アシドーシス と不揮発性酸が蓄積する代謝性アシドーシスの2つがあります。
呼吸性アシドーシスでは動脈血ガス分析においてpHが低値、PaCO2は高値を示し、原因としてCOPD、重症喘息、CO2ナルコーシス、睡眠時無呼吸症候群などの病気があります。CO2ナルコーシスは体内に高度な二酸化炭素蓄積が生じたために中枢神経系の異常を呈した状態です。
肺炎球菌による感染症の70%を占める23タイプの肺炎球菌に作用する 肺炎球菌ワクチン は 高齢者 の肺炎の予防に極めて有効ですが、その効果より 副作用 を恐れて接種を躊躇している人が多くいます。
そして知名度が低く、健康保険がきかないことなどが普及の妨げとなっています。
肺気腫の症状 (現在はCOPDという病名で呼ばれています)には持続する咳や痰、徐々に進行する呼吸困難などがあります。しかし咳や痰はカゼやタバコ、高齢のためと誤解され、放置されてしまうことが少なくありません。
呼吸困難は初期にはないことも多く、階段などでの息切れ、進行すると階段などでの息苦しさ、最終的にはゆっくりと動いただけでも呼吸困難が出現します。
進行する前に肺気腫を発見し、治療することが重要です。
「咳が止まらないときに考えるべきこわい病気(前編)」では、咳が止まらない理由として考えられる肺がんやCOPDについてご説明致しました。
後編では、 咳が止まらない もう一つの理由である肺結核についてご説明致します。以前完治した方も再び結核菌が活動をはじめた可能性があります。
咳が止まらない が8週間以上続くものを慢性咳嗽と呼びます。慢性咳嗽を生じる原因にはさまざまなものがありますが、こわい病気がいくつか含まれています。
肺癌、COPD(肺気腫)、結核が代表的で、とくに喫煙者(以前喫煙していた人も含む)や結核の既往がある人・結核患者と接触歴がある人は注意が必要です。間質性肺炎なども咳が止まらないときに考慮するべき病気です。