ひどい咳が出る、咳が止まらないなどの時に服用する 咳止めシロップ ですが、市販品だけも多数あり、咳止めシロップの種類や作用機序、服用時の注意点などを解説します。
胸部レントゲンだけで肺炎を否定することはできません
肺炎が疑われるとしばしば胸部レントゲンが撮影されます。 レントゲン は 肺炎 の診断に有用であり、その重症度などについても情報が得られます。しかし見逃されやすい領域があり、胸部レントゲンだけで肺炎を完全に否定することはできません。
胸部CTの方が肺炎所見の検出や他疾患との鑑別には優れていますが、コストや被曝量などの欠点もあります。また胸部レントゲンやCTでは描出できない肺炎があることも知られています。
注意するべき咳止め薬の作用と副作用
風邪などの時に出る咳は、辛いだけではなく、長期に及ぶと睡眠障害や食事を摂れないことによる栄養不足などから、別の病気を併発する危険性があります。ひどい咳や長時間止まらない咳には 咳止め 薬 が服用され、市販品も多種類が手に入ります。
しかし、強力な咳止め効果のある中枢性鎮咳薬は依存性がある成分を含有し、服用には十分な注意が必要です。中枢性鎮咳薬の作用と 副作用 について解説します。
咳が止まらない場合は咳喘息かもしれません
長期間 咳 が 止まらない 状態を慢性咳嗽と言います。原因には肺癌、COPD、結核などのこわい病気がありますが、最も多いものは咳喘息で、慢性咳嗽の50%程度を占めています。咳喘息は典型的な喘息とは違って喘鳴や呼吸困難を伴うことはありません。
ガイドラインで咳喘息の診断基準や重症度、治療法が示されており、適切に治療すれば咳を止めることも可能である病気です。
5つの薬を使わずに咳を止める方法
咳は、気道内に入った異物を取り除くための防衛反応です。そのため、むやみに薬を使って咳を止めると肺に菌がたまって病気をひどくすることもあります。しかし、激しい咳は体力を消耗させてしまうことも事実です。
今回は、薬を使わずに 咳を止める方法 を5つ紹介します。