「咳や頭痛を安易に「かぜ」のせいにしていませんか?(前編)」では、風邪を10のタイプにわけ「せき・はな・のど型」の風邪についてご紹介いたしました。後編では、 咳 のある場合の「せき型」、そして「発熱・ 頭痛 型」についてご説明いたします。
咳や頭痛を安易に「かぜ」のせいにしていませんか?(前編)
急に 咳 や 頭痛 が起こると「かぜ」のせいにしてしまいがちです。咳、はな、のどの3つの症状がほぼ同時に同じ程度で生じた場合には、「かぜ」である可能性がきわめて高いとされています。
しかしそうでなければ、咳であれば肺炎、頭痛であれば髄膜炎など他の病気を起こしている場合があります。肺炎の可能性についてはDiehrの予測ルールが有用であり、髄膜炎の可能性については最悪、増悪、突発の有無に着目するとよいでしょう。
息をするのが苦しい肺気腫の原因・症状とは?最新治療法
息をするのが苦しいといわれる 肺気腫とは 、肺の組織が長い年月をかけて徐々に壊れる高齢者に多い病気です。タバコなど肺に有害な物質が原因であることが多く、5年生存率が約5割です。
肺気腫の原因・症状と最新治療法を解説します。
咳嗽とは咳のことです。消化器の病気も咳嗽の原因になります
咳嗽とは 咳を表す医学用語で、その持続期間により急性咳嗽、遷延性咳嗽、慢性咳嗽に分類されています。慢性咳嗽の原因となる病気の1つに胃食道逆流症と呼ばれる消化器の病気があり、胸やけや呑酸などの症状とともに咳嗽を生じることがあります。
胃食道逆流症は10人に1人程度と有病率がとても高い病気で、胃酸をおさえる薬で治療します。咳止めでは咳嗽は治まりません。
風邪の後に咳だけ残る咳喘息の症状と診断・治療法
咳喘息 とは発作的に連続して咳を繰り返す疾患であり、気道上に何らかの理由で慢性的な炎症が残り、気管や気管支が過敏になることで起こると考えられています。風邪の後など咳だけが残る咳喘息について、原因や症状、治療法などを解説します。