咳が止まらない が8週間以上続くものを慢性咳嗽と呼びます。慢性咳嗽を生じる原因にはさまざまなものがありますが、こわい病気がいくつか含まれています。
肺癌、COPD(肺気腫)、結核が代表的で、とくに喫煙者(以前喫煙していた人も含む)や結核の既往がある人・結核患者と接触歴がある人は注意が必要です。間質性肺炎なども咳が止まらないときに考慮するべき病気です。
咳が止まらない が8週間以上続くものを慢性咳嗽と呼びます。慢性咳嗽を生じる原因にはさまざまなものがありますが、こわい病気がいくつか含まれています。
肺癌、COPD(肺気腫)、結核が代表的で、とくに喫煙者(以前喫煙していた人も含む)や結核の既往がある人・結核患者と接触歴がある人は注意が必要です。間質性肺炎なども咳が止まらないときに考慮するべき病気です。
咳嗽 とは “せき”を表す医学用語です。その持続期間は原因となる病気の推定に有用で、急性、遷延性、慢性咳嗽に分類されています。急性咳嗽はかぜなどの呼吸器感染症が原因となることが多く、遷延性や慢性咳嗽では呼吸器感染症の割合が減ります。
また、痰の有無によって湿性咳嗽と乾性咳嗽にも分けることができます。さらに気管支喘息や気管支拡張症、びまん性汎細気管支炎などの病気では咳嗽が起こりやすい時間帯が存在します。
敗血症 とは 重症化した感染症の病態を表す用語で、死亡することも多い危険な状態です。全身のあらゆる部位の感染症が敗血症の原因となりますが、絶対数が多いものは肺炎と尿路感染症です。
2016年2月に敗血症の定義が変更され、感染症に対する制御不能な宿主反応により生じた生命を脅かす臓器障害と定義されました。同時に敗血症がさらに重症化した敗血症性ショックの定義や診断基準も改められています。
「呼吸器内科が担当する病気(前編)」では、呼吸器内科とはどのような病気を担当する科であるのか、また肺の感染症にはどのようなものがあるのかをご紹介いたしました。後編では、肺の腫瘍をはじめとする 呼吸器内科 が得意する疾患についてご紹介いたします。
呼吸器内科 は肺、上気道、気管、胸膜など呼吸に関する臓器の病気を担当する内科です。
診療する病気の種類は多彩で細菌性肺炎や肺結核、ニューモシスチス肺炎などの感染症、肺癌などの腫瘍、COPD・肺気腫などの閉塞性肺疾患、間質性肺炎などのびまん性肺疾患、膠原病肺、気胸などの胸膜疾患、拘束性肺疾患などを担当しています。